2014.05.21

5月19日付 メリマンコラム  《短期見通し》 その2

これは通常、望ましい結果を得るために下された決定や起こされた行動が早計であること、つまりどういう結果になるかについての論議をもっと尽くし、理解を深めることが必要なことを意味する。そうでなければまた振り出しに戻って一から全てをより良い方法でやり直すか、拙い計画を基に下された決断の結果に苦しむことになる。

そんな訳で、逆行期の間、アナリスト達はFRBによる毎月の国債と証券購入のテーパーリングが長期的には金利上昇に繫がり、それが他の通貨に対する米ドルをより強化して商品価格が下がるという集合的な信条を覆した。したがって現在、彼らは殆ど全員一致で真逆の信条を口にする ―長期金利は下がり、そしてドルの価値も下がるだろうと。だが彼らは、金や銀のような商品についてはどう考えるべきかを知らない。しかし、これについては要となるアイデア(私にとっての)がある。今後数週間の内に全ての観点が反転し、再び元の見通しが戻るだろう。逆行は反対傾向の動きと同期することで知られている。それは元々のトレンドや全体が共有する見通しを中断しはするが、恒久的に終わらせるわけではない(もちろん天王星・冥王星スクエアによって何らかの終焉は起きてきたし、それは現在も起きていて、今後も続くのだとしても)。

結論として:考えを変えてしまった者達は再び元に戻ることには抵抗するだろうが、それでも6カ月前に全体が共有していた見通しが戻って来ることに備えよ。この土星的な専門職において、柔軟さには自ずと限界がある……それはどんな土星的試みにおいても同様だ。だが天王星・冥王星スクエアはそれを矯正するだろう。そしてこの宇宙のデュオはもう一年ほど身近に滞在する。彼らは逃げることも出来るが、隠れることは出来ないのだ。