2014.06.04

6月2日付 メリマンコラム  《短期見通し》 その2

そうそう、いうまでもなく、詩、音楽、ダンス、そして演劇には好ましい時期ではある。ただ、我々が扱うのは金融と政治の領域で、ここでは海王星は大変異なった顕れ方をする。事実とはかけ離れた噂には要注意だ。意図的に不正確または判断を誤らせるような情報のやり取りにも注意すべきだし、重要な情報が欠けていたり、もし事前に知ってさえいれば全く異なる決断をしていただろう事柄の露見にさえも気を付けておくべきだ。

水星と海王星が逆行に転じる日のオーブ範囲内(訳注:いわゆるストームフェーズ内)である6月12日と14日、金星が土星にオポジションを形成し、そして火星が冥王星にスクエアとなる。金星はパートナーシップと同盟関係を支配するのだが、土星とオポジションとなると、失望または不当な要求に繋がりやすい。しかしもっと大きな懸念は火星と冥王星のスクエアで、それは同時に天王星・冥王星スクエア全体へのトランスレーションの開始となり、6月終盤まで続いていく。これは誤った指示が出されてそれが他国への武力侵略の隠微や裏工作に繋がるかもしれない原動力だ。再確認として言うなら、これは米国とロシアの始原図を刺激する。もしあまりにも衝撃的かつ恥知らずな事が起これば、世界の株式市場や貴金属市場もまた荒れる可能性がある。