6月23日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2
オバマ氏にとって、それはどの程度悪い影響を与え、またどこまで進む可能性を持つだろうか? 今日(7月19日)のウォールストリートジャーナルに掲載された、コラムニスト、ダニエル・ヘニンガーによる “オバマ疲労の高い代償” と題された記事で、彼はこう書いている。
“世界はオバマ大統領の制御や影響力の範囲を超えようとしている。今後一切が―そして私達皆の運命が―神の手に移る… 一方、国内におけるオバマの任期は “ロイス・ラーナー期” に入ろうとしている。米内国歳入庁(IRS)は、数多くの保守派系市民達に対する税務審査に関わるEメールと共に消失したラーナー氏のハードドライブが… IRSによる茶会運動派の税務審査は、ウォーターゲート事件とは違う。それはウォーターゲートより酷い… 「ウォーターゲート不法侵入事件」というのは、組織化されたプロが相手を権力から追い落とすために、その政党のプロを狙ったものだった。IRSのスキャンダルは、権力を持つ側が、想像し得る限り最も平均的な米国民を狙った事件なのだ。”
【註】ロイス・ラーナー:共和党茶会派系の市民団体に対してIRSが税務審査を厳格にしていたスキャンダルで辞任したIRS免税部門のディレクター
これは米国始原図の太陽(指導者)に対してオポジションとなり、同じく土星に対してスクエアを形成する冥王星を彷彿とさせないだろうか?
また、大統領の出生図の冥王星(権力)にオポジションとなり、同じく月(名声)にスクエアを形成するトランシットの海王星(消失)を彷彿とさせないだろうか?
マンデーン・アストロロジャー達が米国始原図とオバマ大統領の出生図を見れば、ひょっとするとそこに解放の兆しを見て取るかもしれない。結局、牡羊座の天王星はオバマの太陽にトラインを形成しようとしている。それは新たに魅了する力を示唆する可能性がある。来月になれば彼の太陽が在泊する星座宮、獅子座に木星が入居し、その後12年ぶりの宇宙サイクル中の1年間を過ごす。これは一般的にアストロロジャーが大いなる成功の時期と信じている個人サイクルだ。
だがそれは、オバマの崩壊と、一般的な米国市民の生活を “疲労困憊” させる彼の影響という、内的・外的な軌道を元に戻すのに十分な力となり得るだろうか? 彼の(出生図)月・冥王星のスクエアにT字スクエアとなる海王星や、米国始原図の太陽・土星のスクエアにグランドスクエアを形成する天王星・冥王星スクエアはいまだに続行中なのだが?
あるいは、別の言い方をするなら、王様の馬と王様の家来は皆でハンプティ・ダンプティを再び元に戻せるのか? それとも、ハンプティの殻は粉々に壊れて二度と戻らないのだろうか?