7月14日付 メリマンコラム ≪ 短期見通し≫ その1
今週、宇宙にはいくつかの変化が起きようとしている。7月13日の水星(トレード、商取引、そしてマインドと知性の惑星)が自ら支配する双子座(知性)を離れ、より情緒的にチャージされた蟹座に入居し、7月31日(日本時間8月1日)まで在泊する。この短期間に、水星は天王星・冥王星スクエアに対してT字スクエアを形成(日本時間22日に冥王星と180度、25日に天王星と90度を形成)。この期間はワイルドな価格の上下動が生じるかもしれない。
7月16日には木星が蟹座を出て、より行動的で楽しいことが大好きな獅子座に移行。来年8月11日まで在泊する。獅子座の木星は、生来遊び好きで幸せ者だ(そして大抵の場合、ちょっと過剰に子供っぽい)。だがこの在泊期間中、木星は蠍座の土星と星座宮同士でスクエアとなる。これは未成熟なふるまい、または共同体(もしくは法律)が許容する限度を超えるような行動が導く、重大な結果に直面することを意味している。この時期に法や規則を犯してはならない。そんな行動を取れば、報いが待っているだろう。
7月18日、金星もまた水星を追うように双子座から蟹座へとサインチェンジ。そして7月28日〜31日(日本時間では8月1日)、天王星・冥王星とT字スクエアを形成する(28日に冥王星と180度、8月1日に天王星と90度を形成)。その前に太陽と火星もまた、それぞれ7月23日と25日(日本時間26日)、順にサインチェンジしていく。これについては来週論じようと思う。
しかしながら、これら全てのサインチェンジは、集合心理の変化と合致する。また、投資家心理においてもその焦点が変わることを示している。例えばこのコラムの冒頭に述べたような状況がそれだ(つまり、アナリスト達は金について弱気から強気に転じたが、おそらく近々株と国債の見通しについても見方を変えるだろう)。
また、7月11日〜22日に運行中の火星がNYSE(ニューヨーク証券取引所)の木星・海王星のコンジャンクション(それぞれ天秤座22°台と27°台)を通過し、土星にオポジションを形成することも頭に入れておきたい。これは、何かパニック(火星・木星の接触によるネガティブな側面)が起きない限り、株式市場の二番天井またはサイクル新高値さえ生み出す可能性を持っている。何が示現するにせよ(多幸症と偽の希望か、あるいはパニックか)、火星・木星の組み合わせはそれを増幅する。