2014.08.20

8月18日付 メリマンコラム  《回顧と展望》 その2

当然ながら、いとも簡単容易に情報が入手できるデジタル時代において、問題となってくるのは正確な情報を得られるか否かである。

山羊座の冥王星の下、その影響力は、世界中の政府にとっては報じられる情報を “コントロール” し、時にはその情報をなんらかの形で操作する傾向として出やすいようだ。それ故、真実の探求に対する刺激的なプロパガンダという命題は、世界中の人々にとって他のどんな時代より困難な挑戦となる。
牡羊座の天王星が33カ月(2012年6月〜2015年3月)にわたって冥王星にワクシングスクエアを形成するにあたり、この時期はまた、長く隠されたりすり替えられてきた新事実が発覚する時でもある。

知っての通り、天王星は真実を探し求め、その暴露を欲する。だが山羊座の冥王星はその権力や支配力を脅かすものを隠そうと欲する。天王星は大衆に関連し、例えば “大衆運動” のような形を通じて通常は自由と独立、そして基本的人権を求める。山羊座の冥王星は抑圧的な政府、または強力な政府指導者を象徴する可能性を持ち、その場合彼らは大衆による自由と独立の獲得を真っ向から拒絶する。こうして我々は、真実とそれが報じられる過程で加わる(金融市場においてさえも同様の)情報操作との間に生じる、世界規模の壮大な権力争いのただ中にあるというわけだ。情報をコントロールする側の者達は、全てを掌握しているのは自分達だと信じているし、ひょっとすると本当にそうなのかもしれない。

さて市場の話に戻ろう。銀は金に迫る程はかばかしい動きは見せなかった。先週は2カ月ぶりの新安値まで落ち込み、金曜(15日)初めには1951を試した。一方先週の原油は1月末以来の最安値水準となる95.32まで下落した。だが金曜の午前中にはウクライナ/ロシア間の衝突が報じられたことを受け97.00まで跳ね上がった。