2014.09.01

【お知らせ】
9月1日の米国市場はレイバーデーのため休場です。

9月1日付 メリマンコラム  《回顧と展望》 

8月7~8日に始まり、先週の前半にかけて、株式市場は猛烈な反騰相場が続いている。NYダウやS&P500に代表される米国株式は8月26日(火曜日)史上新高値を更新。奇しくもこの時間帯は運行中の金星が火星・土星コンジャンクション(0度)とスクエア(90度)を形成した時間帯でもあった。この天体位相は多くの金融市場に影響を与える非常に強力な天体位相として知られる。

しかしながら、これらの株価指数の上げ度合いは週末の引けにかけていったん歩みを止めているかのように見えた。この時、相場が反落したというのではない。ただ上げを伸ばしたわけでもなかった。これぞ海王星アスペクトの典型といえよう。海王星は相場において「有頂天な態度」と関連性が高い。しかし、もうそれほど今の相場にエネルギッシュさはない。もし運行中の海王星が影響を及ぼしている時に相場が上昇しているのだとすれば、それはパターンとしてマーケットアナリストが“売り抜け天井期”と呼んでいるものにより近いのではないだろうか。

金と銀もまた、前週に月初来新安値に落ち込んだ後に少し戻した。木曜になって早々に金が1300を、銀が2000を試したことで、共に再び高値を目指す可能性がありそうに見えた。だが金曜の引けには金は1290を下回り、銀はおよそ1950あたりに戻っていた。

先週の主役は原油だった。前週、原油は92.50で底をつけた。そして8月29日金曜には96.00近くで引けた。これはそれほど驚くことではない。海王星は原油の副支配星だからだ。