2014.09.12

9月8日付 メリマンコラム  《短期見通し》 その2

そしてその後、光明が灯る。9月25日(日本時間26日)に木星が天王星に調和的なトライン(120度)を形成するのだ。これは太陽が調和を重んじる星座宮、天秤座に入居した直後のことだ。私達は突如としてそれが何だったかを悟る。全ては競い合いという流れの中にあるのだ ― “上手く行っているし、そう見えるので益々上手く行く”。 テレビコマーシャルでは何と言っている? “静止した物体は静止したまま。運動している物体は運動し続ける”。 私達は皆、運動する物体だ。 私達がどこに向かっているかは重要ではない。ただ何処かに向かっているように見えるだけでいい。私達にはビッグなアイデア(これぞ火性星座宮の木星)がある。そしてビッグなアイデアは、私達が動き続けねばならないことを意味する。ビッグなアイデアを持ちながら静止することなど、ソファーに縛り付けられてたっぷりの牡牛座成分を吸い込んで喘いででもいない限りは無理な相談だ。
しかしこれが市場にどう影響するのだろう? 木星・天王星のトラインは、拙著 “The Ultimate Book in Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlation s to trading Cycles” で言及した強力なレベル1のジオコズミック・サインだ。米国株のプライマリー、またはより長期のサイクルとは、8取引日の内に実に91%もの大きな相関関係を持っている。それに加え、射手座の火星(9月13日〜10月26日)は大量の出来高と大きな価格変動(通常は上だが株式に関してはマチマチだ)への原動力を持っている。

これからの数週間はきっと退屈しないだろう。世界の指導者達は、たとえそう試みたとしても、ゴルフコースにたむろする暇も無ければ社交的なお喋りに興じる余裕も無い筈だ。彼らは、先週のヨーロッパがそうであったように、自分の人生が静けさに類する全ての事柄から一時的に遮断されてしまったように感じるだろう。だが、先週学習した内容から抽出すべき最も重要なレッスンはこれだ。「世界の通貨は新たなトレンドを迎えている」。ユーロは下がり、ドルが騰がっている。金と銀にとって、このことは流れに逆らい上流に向かって泳ぐようなものかもしれない。終わった可能性がある。特にこれからの10日間、ヘリオセントリックの水星が射手座を運行するとなれば、なおさらだ。だが、あなたはしっかりすることが肝要だ。
さぁ皆さん!WWC(Wild・Wacky・Chaotic)のタイトルマッチだ! この時期、あなたは一つの危機からまたその次へと続く度重なる闘いに疲れ果てるか、それとも突然全てが変わってしまったことで並々ならぬ興奮でワクワクするか、そのどちらかになる可能性がある。ここで難問となるのは、照準を長期のゴールに向けて維持し、全てのノイズを避け、進むべき道から逸れないようにすることだろう。計画を見直し、必要なら修正しよう。これはトレーダーにとっては特に重要な事柄だ。この時期は潜在的に非常に大きなボラティリティと急騰急落が起きる可能性を持つ。もしあなたがプランを持ち、それを固持しながら完璧なタイミング(乙女座のもう一つの特質)を披露するなら、おそらくこの時期に多大な利益を得られるだろう(安く買って高く売る)。
だが、もし他の人達が演じる “ドラマ” があなたの気を逸らすことを許すなら、あるいはあなたの描く筋書きが他の人達の気を散らすなら、待っているのは混沌の時であり、結果は非常に高くつくか、または折角の機会を逃すことになるかもしれない。