2014.09.17

9月15日付 メリマンコラム  《回顧と展望》 その2
今回、蠍座の火星が金市場において強気相場と相関し“損ねた” 問題について
は、8月21日付の金のスペシャル・リポートでこう述べた。

「(8月)21日の夜間取引で相場は1,281水準を割り込んだ。“蠍座13度に位置する火星”の時間帯である8月18~19日の値位置を実際の相場は維持する事は出来なかった。8月18日の金星・木星コンジャンクション(0度)も下げ相場を止める事は出来なかった。…(実際、米ドルの上昇のような幾つかの理由が存在するが)どんな理由があれ、過去の相場で頻繁に強気が示現した火星の蠍座入居時の相場は、今回適用されなかったといえよう」。

これこそが、ジオコスミック研究(ファイナンシャル・アストロロジー)について大抵の人々が理解していない事実、すなわちそれは定量的なものというよりもっと質的なものを示唆しており、それでありながら、定量的な意味でも最も着実なマーケットタイミング・ツールたり得るだけの好結果を生み出すということだ。残念なことに、市場のトップやボトムと100%の相関関係を持っているわけではない。だがそうだとしても、もっと正確なツールなど存在するだろうか? 30年以上積み重ねた研究をもってしても、他には見当たらない。

蠍座の火星入居とヘリオ射手座ファクターの終焉は、株式にとっても有利とは言えないことが解っている。9月最初の週、★★★の重要変化日から3営業日の内に年初来高値や史上最高値までつけた後、世界の殆どの株式指数は悪戦苦闘してきた。共に1月以来の最高値水準まで舞い上がった日経平均株価と上海総合指数という例外を除けば、殆どの市場が先週は下げた。

とはいえ、明日は明日の風が吹く。火星が射手座入りするのだ(日本時間9月14日~10月26日まで)。これは大きな価格変動を約束する。火星は常に一番や最高峰(最強または最悪)を狙って競争しているし、射手座は大きなことが大好きだ。だからこれからの6週間は、金融市場の大反騰または大暴落(あるいはその両方)を期待しよう。