2014.10.23

*今日の翻訳は多分にマンデーンアストロロジーの内容を含んでいるため、誤訳の可能性があります。ご了承下さい。なお、間違いがあった場合は直ちに修正いたします。

10月20日付 メリマンコラム  《短期および長期見通し》 その3
この話以外に、拙著『フォーキャスト2015』のなかで論考しようと思っている話題は、エボラ出血熱のような世界的な伝染病蔓延の兆しについてである。ご存知の通り、新しい症例が次々と報告され、エボラ患者に至っては米国でも報告されている事から、これは現在(世界で)懸念されている事象の1つでもある。
アストロロジーの研究において、伝染病や疫病の類を支配するのは海王星である。また、土星が顕現する時は免疫系が攻撃される。そして、冥王星が関与している時は生命が脅かされかねない。入念に調べる必要が何点かはあるものの、潜在的な危険性を孕み、今後1~2年以上は強く警戒する必要性があるという事を、ここからのアストロロジーの指標は示している。
第一に、海王星は魚座の支配星である。米国始原図(独立記念日の7月4日を採用する向きもあるが、私はフィラデルフィア時間1776年7月2日午前11時50分のホロスコープを好むのでそちらを採用)で見ると、運行中の海王星はしっかり米国始原図の第六ハウス(健康)と交差(crossing)している《なお、この米国始原図については、先日開催されたISAR(国際占星学研究協会)の会合での講演『十字路に立つアメリカ:生き残るか、滅びるか、それとも変身するのか?(America at the Crossroads: Will It Survive, Perish, or Transform?)』の中で詳細な論考がなされている》。海王星は向こう14年、米国始原図の第六ハウスに滞在。従ってこの間、米国は伝染病や疫病に脆弱な状態であるかも知れない。過去、海王星がこの位置にあった時(1848~1853年)、米国ではコレラが大流行。その後に黄熱病の流行が続いたのだ。
その上、我々は1892~1893年に双子座6~8度で発生した492年に一度の海王星・冥王星ペアサイクル(コンジャンクション)の充電度数(charged degree)に注意する必要がある。運行中の海王星は現在、このポイントと来年までウェイニングスクエア(270度)の状態にある。このポイントと海王星がワクシングスクエア(90度)の関係にあったのが1931~1933年。オポジション(180度)の関係にあったのが1973~1975年。これら2つの天体位相が発生した時間帯で、米国では前者で世界大恐慌、後者でオイルショック(とそれに伴う深刻な景気後退)が起きている。ただこの時、海王星は米国始原図の第六ハウス(健康)に入ってはいなかった。とはいえ、これはハードアスペクトによる過去2つの事象が指し示すように、経済問題が発生する危険性を孕んでいる。