*このコラムは現地時間1月16日(金曜日)の早く、週末の市場が引ける前に書いたものです。
*今回のコラムは「回顧と展望」のみの記述となります。
1月19日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
そして勿論、天王星は冥王星に対してタイトなスクエア(90度)形成中で、これは2015年3月16日~17日まで続く。それに加えて今、土星は海王星に対する正確なスクエアに3度以内というところに迫っている。これは “影響を及ぼす” には十分な近さだ。とりわけ先週は、火星もまた海王星とのコンジャンクションの途上にあった。つまりこれは引き金だ。いや、1月15日木曜の出来事を考えれば、金融界に堆積する爆薬に対する起爆剤と言った方が適切だろう。1月21日水曜に水星が逆行に転じることを考慮するなら、今後数日の間に他国の中央銀行からこれに対する反応がもっと出てくるかもしれない。きっとそれは、まるで十代の思春期に入った若者が吹き出るニキビにバンドエイドを貼って何とかしようとするようなものだ。
さて、土星が天王星、海王星、冥王星にハードアスペクトを形成しているという事実(そして忘れてならないのが天王星・冥王星のタイトなスクエア)に加えて、拡がっていくこの宇宙津波がもたらす次の重要ポイントがある。1月21日(日本時間22日)、水星が風のエレメントに属するサインである水瓶座で逆行に転じるのだ。この水星逆行は重要だ。何故なら2月10日(正確には日本時間では11日午後23時58分)の順行時も水星は水瓶座に在泊するからだ。太陽もまた、これら両方の期日には水瓶座(風)を運行中であることから、太陽と水星で4つ巴の風性的現象、すなわち「風」の気質が世の中を席巻する現象を創り上げる。