2月2日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その3
私達ファイナンシャル・アストロロジャーは経験から学ぶ。私達は常に、長期の惑星サイクルと経済や株式市場に見られるような人間活動の長期サイクルとの歴史的相関関係を正しく説明しようと試みる。その点に関しては、私が思うにマンデーン・アストロロジャー達は確かに良い仕事をした。彼らは的確な説明を行ったが、その結果は―少なくとも天王星・冥王星スクエアと株式市場の関連性については―過去と同じではなかった。しかしながら、月のノースノードの星座宮運行という点から見れば、これらは似ていたのだ。 だがおそらくもっと重要なポイントは、今回の天王星・冥王星が示す社会政治的サイクルが、過去の歴史的事件に示された多くのテーマを反映しながら非常に正確に表出している事だ。
たとえばISISの台頭は、1930年代中盤のナチズムの台頭に似ていないか? 1930年代中盤がそうであったように、今回も経済面においては殆どの人々にとって茨の道だったのではないか? 貯蓄者、高齢者、学生、そして中流階層が押し潰された。テロリズムなど過去の事だという政治指導者達のレトリックをよそに、世界はテロの増加によってますます危険になった。殆どのファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジャー達がこれを正しく理解していた。
それが何故今、重要なのか? その理由は、3月5日±2週間、すなわち今回やって来る最後の天王星・冥王星スクエア形成と、それに結び付いた一連のジオコスミック・サインの猛攻が起きる時、イスラエルの首相ベンジャミン・ネタニヤフが中東の安全保障について米国議会で演説を行う事にある。もしかすると、彼は中東地域における核兵器の普及状況について、諜報機関からの新たな情報を提示する可能性がある。米国はどう反応するだろう? それは、1930年代中盤に台頭した脅威にヨーロッパが示した反応とは異なるものになるだろうか?
ここにマンデーン・アストロロジーの大いなる価値がある。今回、天王星・冥王星スクエアの最終形成のオーブ範囲内にこのような会合が予定されていることを考慮すれば、世界は中東をその焦点として、平和か戦争かの転換点に至ったことになる。