2015.02.14

2月2日付 メリマンコラム  《長期見通し》  その4

世界の株式市場は、この天王星・冥王星スクエアに対し、このシグナルが持つ歴史が示すようなドラマチックな反応は(まだ)見せていない。経済においては、世界の多くの地域がデフレのために不安定になっており、特にヨーロッパではこれが重大な懸念だ。 

今、世界の大多数が米国は経済的に力強く活発だと考えているが、それはもしかすると過去数ヶ月間の有望な雇用の伸びにもかかわらず、現実というより神話に近い話かもしれない。実際に起きている現実を粉飾している可能性もある。何故なら、経済がその回復途上でここまで来ている場合…失業者数が不正確か、あるいは…雇用という概念そのものが大きく変更されて(常勤とみなされる労働は週40時間から週30時間に変更された)雇用統計 が極度に誤解を招く内容にでもなっていない限り、賃金の伸びはもっと力強くあってしかるべきだからだ。さて、米国経済はアナリスト達が考えているほど強いのだろうか? あるいは世界の他の地域に足並みを揃え、今にも再び下降する瀬戸際にあるのだろうか?
これから3カ月の内に、その答が出るだろうと私は考えている。そしてまた、3月に起きる出来事や下される決定は、幾多のレベルを貫いて存在する現実とファンタジーの狭間で、私達の意志力が試されるきっかけになるだろうとも思っている。 結局のところ、土星もまた海王星に対するスクエアのオーブ範囲内にある。そしてそれは、世界の政府の中で大きな力を持つ指導者達、例えば米国大統領バラク・オバマのネイタル・チャート(出生図)にも触れているのだ。

月のノースノードがいまだにそのサイクルの成長局面にあるとしても、後に続く上昇を伴う急下降はあり得る。各星座宮を巡る月のノースノードの研究は、それが乙女座の中盤度数を運行する時、株式市場が暴落し底が示現しやすいこと示している。それは今から12カ月〜18カ月後のことだ。となれば、下落はその前にスタートするはずだ。