3月16日付 メリマンコラム 《短期及び長期見通し》 その2
一方、金融市場及び現行の(世界)の経済及び政治情勢を探る上で、今週はジオコスミック上、2つの重要なイベントが起きる。一つ目は2012年6月以来我々の頭上に滞在し続けてきた天王星・冥王星スクエア最終局面を迎える【註:2012年から都合7回形成された正確な90度(エグザクトリスクエア)が今週7回目を迎える】。これは世界の何処に住んでいるかによって16日から17日にかけて発生する事になる(日本時間で17日の午前11:55ごろ)。この天体位相が終焉を迎えるにあたり、わたし自身は『ハレルヤ!』と叫びたい気分だ。多分これまでの日々を懐かしむようになるとは思えないが、ともかくも過ぎ越してこられたことを嬉しく思っている。社会の中でこの時期ほど激しい両極性と軋轢が生じるのを目にしたことは無かった。おそらく1960年代半ばを除いては…。
二番目の主要なイベントは春分(ジオコスミックにおける春の出発点であり、牡羊座に太陽がサインチェンジする日)と同時期に起きる(皆既)日食である。日食は3月20日に魚座の29度27分で発生、その数時間後に太陽は牡羊座の0度に達する。これほど春分と近接して起きる日食は非常に珍しい。【註:日本時間では20日18時37分に新月、即ち太陽と月がコンジャンクション(0度)を形成し、太陽は21日の午前7時46分に牡羊座入りする】
この二つのイベントは金融市場に影響するだろうか? おそらく影響するのではないか。しかしながら、歴史的に見て、これらは3月3日(オーブ±12取引日)に起きた木星・天王星トラインほどには、主要な相場の反転に強く関与していない。今までのところ、木星・天王星のシグナルはNYダウ、FTSE(英)、そして24時間の内にインドとオーストラリアに示現した高値など、世界の多くの株式市場に見られた史上最高値や数年ぶりの高値と合致している。
これらは今週のMMAサイクルズ・リポートで詳説するつもりのテーマだ。私はそれを書くのを楽しみにしている。何故なら依然として、世界の多くの市場において重要なリバーサルがすでにスタートしている、という可能性は非常に高いからだ。