*今週のMMAサイクルズレポートの翻訳や電子書籍作成作業のため、今週もメリマンコラムは《短期見通し》のみの翻訳掲載とさせていただきます。
4月13日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
火星・木星スクエアの時間帯(日本時間18日±1週間)もまた失言による失敗を示唆している。この期間は重要な時に間違った発言をしたり、すぐに嘘だとわかるような主張をしたりするのに細心の注意を払う時間帯といえる。修復するのは手遅れで、まさに後の祭りとなってしまう。我々は既にこの好例を先週2016年の米大統領選に出馬表明したランド・ポール共和党上院議員のケースから垣間見る事が出来る。出馬表明から1時間も経っていないうちに、質問のマナーがなっていないと女性記者にお怒りだったとの事。反フェミニズムのイメージと戦っている政党(共和党)の看板を背負っているのなら、これはいただけない。今週、ヒラリー・クリントン(前国務長官)が次期大統領選に出馬表明するのではないかと予想されている【註:12日に立候補を表明】。恐らく、見つからなかった幾つかのメールが出てくるのではないか。恐らく彼女以外のほかの誰かによって。【註:最近、国務長官時代に個人のメールアカウントを使用していた問題が発覚し、国家のセキュリティ上の観点で大問題になっている】
この期間は真実を述べていない人間にとってはどぎまぎする時間帯かも知れない。公務員は問題が行き詰る事のないよう、自らを律する必要があるかも知れない。
この季節は傲慢と謙虚さの欠如が(意図しないような)ネガティブな結果をもたらす時期といえよう。激しい怒り(outrage)は勢いを増し、すぐさま魔女狩りに発展する可能性もある。その一歩で火星・木星アスペクトは原油相場と特別な親和性を有している【MMAサイクルズレポート参照の事】。金融市場の中には新たな吹き上げ相場が出現する市場も出てくるだろう。何が起こるかは承知している。即ち「放れにつけ」という事だ。トレンドに逆らったり、守りきれない(indefensible)ものを守ろうとしたり、はたまた否定しようのない(undeniable)ものを否定したりすると、恐らくは(日本時間18日の)火星・木星スクエア、更にその近辺(日本時間17日)で起こる冥王星逆行の存在に苦戦を強いられる事になるのではないか。