2015.04.20

4月20日付 メリマンコラム  《短期見通しおよび長期見通し》 その1

“パックが向かった先ではなく、向かおうとしている場所に私は進んだのだ”
―ウェイン・グレツキー(元アイスホッケー選手)が語った、選手として成功を収めた理由《出典:グーグルを通じて検索した幾つかのWEBサイトより》
【註:この言葉はアップル創業者のスティーブ・ジョブズが引用した事で有名】

目下、ジオコスミック的に非常に興味深い時間帯の渦中にある。先週の当欄では、4月14~21日に効力を発揮する幾つかの重要なジオコスミックサインについて検討した。その上で、これらの天体位相が先週の金融市場に影響を及ぼすのではないかと予測した。今週、この天体位相が終了すると、5月1日まで(市場に影響を与えそうな)天体位相は発生しない。しかしながら、ここは先週―更には先月の―天体活動の長期的な影響が、幾つか反映する事で快適な時間になるかもしれない。

(4月14~21日の中間点に相当する)16日(日本時間17日)、冥王星が逆行を開始。この逆行は文字通り山羊座の中間度数で起こる。実際の逆行は正確には15度32分で起こる。1つのサインは30度で構成され、1度は60分で構成される。従って正確な中間度数はジャスト15度でなければならない。今回の冥王星逆行は山羊座の中間度数をいささか過ぎたところでスタートするのだが、9月25日に12度58分まで逆行するので、“山羊座の中心”を冥王星が往来する、と見なしても良いだろう。またこの状況は、冥王星が支配する蠍座に太陽が入居している間も続くので、今後数カ月間は冥王星の影響力が濃い期間という事になる。これは山羊座の原理原則が真っ当に反映される期間でもある。これらの原動力は真剣さ(seriously)が要求される。加えて土星は(9月下旬から)2年間射手座に入居するので、更なる真剣さが求められる。なぜなら射手座が関連するものはどんなものであれ誇張される性質があるからだ。土星、山羊座、冥王星、そして蠍座。これらは軒並みシリアス(serious)な存在である。この期間は“ポリティカル・コレクトネス”が過度に求められるようになるだろう。
自身の発言には気をつける事―本来は怒らせる意図などなかったにもかかわらず、ひょっとすると責められるかもしれない。更にこれが怒らせるか、幾つかのルールに違反する、もしくはあなたを好ましく思っていないか、あなたの行動を信用していない一部の人々を侵害するという意味であれば、その後に行き過ぎた報い、即ち政府もしくは規制当局向けのポリティカルコレクトへの賛辞を述べなければならない羽目に陥る事が予想される。

【註】ポリティカル・コレクトネス…政治的・社会的に構成中立で差別や偏見などが含まれていない言葉の事