2015.05.24

5月19日付 メリマンコラム  《回顧と展望》  その3

さて、これを信じよと私達に伝えられた祖国の姿とは異なる見方をする他国の人々の観点を紹介することは、非愛国的な行為だろうか? 
あるいは、これは米国始原図の太陽・土星スクエアが位置するカーディナル・サインの13度で成立したカーディナル・グランドクロスによる、全アメリカ国民に対する警鐘―米国内で何が起きており、米国外における祖国の立場がどうなっているかへの緊急注意報―なのか? 

太陽・土星の組み合わせは米国のリーダーシップと政府を象徴している。カーディナル・グランドクロスはその位置に1週間しか在泊しなかった。だが、天王星・冥王星スクエア(カーディナル・スクエアの最強部)は2012年6月~2015年3月まで続き、また3度のオーブを与えるとすれば、この期限を過ぎてもなお続いていく。
これは、”地位や立場の徹底的な変化” という潜在的な可能性を持つアスペクトだ。だがそれは今ではない。それが今、現実となって立ち現れ始め、そしてその事を誰もが知っている状況なのだ―ただ米国人である私達以外は…。

私が以前言ったように、私は自分が何も知らない事を知っている。思うに、そう心得ることは、自分が何も知らない事を知らず、しかも知っていると思い込んでいる人々よりはずっと危険の少ない態度ではないだろうか。