*都合により今週は《回顧と展望》及び《長期見通し》の翻訳はお休みします。
5月25日付 メリマンコラム 《短期見通し》
目下、マーケットタイミングの注目点は今週末と来週初め(5月29日~6月1日)にシフトしている。この時間帯は今年二回目の水星逆行(5月19日~6月11日)の中間点と合致する。ここでは、逆行開始日付近で反転しなかったどの相場も、この中間点付近で反転する事が多いとされる。過去二回の水星逆行の中間点はそれぞれ2014年10月15日と2月2日。米国株式はこの両時間帯で共にプライマリーサイクル(PC)のボトムを形成。その後反騰した相場は僅か数週間でその時の史上最高値を更新した。
とはいえ、現在展開しているジオコスミックサインの中で、水星逆行、ならびにその中間点だけが重要というわけではない。5月21~25日には金星トランスレーション、即ち金星と天王星・冥王星ペアとのT字スクエアが発生する(正確には日本時間で22日の金星・冥王星オポジションと26日の金星・天王星スクエアの組み合わせの時間帯)。この天体イベントもまた、前後4営業日のオーブ(許容範囲)で世界の株式市場、とりわけ日本の株式市場における反転と強力な歴史的相関性を有している。執筆時点での日経平均の直近の高値は21日。従ってジオコスミックの日柄から見るとこの他見は重要な存在になるかもしれない。