*都合により今週は《回顧と展望》及び《長期見通し》の翻訳はお休みします。
5月25日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
水星逆行、ならびに金星トランスレーションだけでなく、6月14日(日本時間15日)の太陽・火星コンジャンクション(0度)もまた重要な天体位相といえる。何故なら、両惑星はそれぞれ(水星とは)別のトリックスターの如き惑星である海王星とスクエア(90度)を形成(日本時間5月26日に火星、31日に太陽とスクエア)後に重要な時間帯に入っていくのだ。その上で、海王星は6月11日(日本時間12日)に逆行。時同じくして水星は逆行から順行に戻る。水星逆行、海王星ハードアスペクト、そして海王星逆行が全て今後3週間以内に発生するとなれば、そのときマーケットはニッチもサッチも行かなくなるかもしれない―希望、願い、噂、そして、実際に起こっている何かに対する真相とその認識を偽装するために用いられる虚報の類全般のために。
またここは、銀行、企業、あるいは政治(またはその全て)権力構造に挑まんとしている人物が、著名な公人の信用を貶めようと策謀を働かせる時間になるかもしれない(そこに行くとヒラリー・クリントンに盾つくエリザベス・ウォーレン上院議員の行動を見てみると良い)。
更にここは、洪水あるいは原油流出(またはそのどちらも)など地球環境に危機を脅かしかねない時間帯かも知れない。
相場関連の話では、海王星の運行はここ最近数カ月ぶりの高値水準にある原油の値動きと関連性がある。ただしかし、この数週間の全市場は恐らく突然の相場反転どころか、むしろ大きな上下変動に見舞われる公算が高い。何故なら、今回の水星逆行は全期間風のサイン(双子座、天秤座、水瓶座)のなかで起こるからだ。風のエレメント(要素)は、相場の心理や進行方向の変転と関連性がある。
ただ、これは太陽と火星が(それぞれ海王星とスクエアを形成した後に)どんどん接近していく一大ドラマの一部に過ぎない。両惑星は6月14日(日本時間15日)にコンジャンクションを形成する。世界の株式相場はこのコンジャンクション前後1カ月(金融アストロロジーでは±8度)のオーブの中で10%以上の反転に見舞われる可能性がある。恐らく、同様の動きは金、銀、原油にも見られるかもしれない。
とはいえこれら3銘柄と株式との間に100%の相関性はない。50%強と言ったところであろうか。とはいえ、2011年以降NYダウは高値から10%の下落場面がなく(レアケース)、更にこの惑星サイクルが2年強の間隔で起こり、なおかつ前回のコンジャンクション形成時(2013年4月18日±1カ月)に反転下落していないという事を鑑みると、ここは注視すべき時間帯といえよう。