*都合により今週は《回顧と展望》の“展望”の部分、及び《短期見通し》の翻訳のみの掲載とさせていただきます。
6月01日付 メリマンコラム 《回顧と展望》の“展望”の部分
―水星逆行の開始日である5月19日付近、ならびに6月11日(日本時間12日)まで続くこの逆行の中間点5月30日付近での各国の株式相場の動きを列記した上で―
水星逆行の特色として、大半の金融相場がこの期間中1~4日毎に相場の反転パターンが示されるとされる。(私も含めて)短期投資志向のトレーダであれば、その取引スタンスにおいてこの期間中は好環境といえる。
相場の方向性に明確な視点を保とう努めるポジショントレーダであれば、恐らくこの期間中の相場はピンポンの試合を見ているような感覚により捉われるのではないか。
6月01日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
「任意の加盟国は独自の構成条件に応じて欧州連合から離脱する事を決定する事が出来る」というリスボン条約第50条により、EU加盟国はギリシャをEUから除名する事は出来ない。ギリシャが自らEU脱退の道を選択する事しか出来ないのだ。
「ルールは破られるために有る」ことわざより
これは非常に注目すべきジオコスミックの時間帯である。物事が少し混乱したように見える場合、その上、コミニュケーションも不明瞭、あるいは矛盾しているように感じている場合、心配には及ばない。これは全て水星逆行の中間点と関連している―更に通常よりもなお一層。何故なら、今回の水星逆行は風のサインで発生しているからだ。むしろ同時に華麗であったとしても、とりわけ不安定な存在であるトリックスター、水星と関連性を持つのが風のサインである。ただし、トレードに関する限り(投資)心理の急激な変化と相場スイングの短期的な爆発と関連性がある。