6月15日付 メリマンコラム 《短期及び長期見通し》2/3
実際、最近のECB(欧州中央銀行)総裁、マリオドラギの動きは「投資家はボラティリティになれるのが賢明だ」といわんばかりである。またこれは、来月7月以降のジオコスミックサインからも同じ事が言える。事実、ひょっとすると我々は、8月6日まで全編を通して金融界に吹き荒れる結構な乱気流に巻き込まれているのかもしれない。何故なら、矢継ぎ早に主要天体位相が形成されていく強力なジオコスミックサインのシリーズは6月29日~8月6日であるからだ。
(金融アストロロジーを知る)投資家にとって目下の関心時は6月14日(日本時間15日)の太陽・火星コンジャンクション(0度)である。このアスペクトは前後8度のオーブ(許容範囲)、即ち前後1カ月のエリアで10%以上の相場の反転と非常に高い歴史的相関性を有している。ここで問題となるのは、(米国株式)相場の反転下落がもう既に始まっているのかどうかトイウ点。あるいは、もし相場が7月中旬までに今一度(史上最)高値を指向した場合は、そこから反転下落しよう。
来週になると、木星は天王星と都合3回形成されるトライン(120度)の3回目(最終回)が控えている(6月22日)。このアスペクトは前後8営業日のオーブでPC以上のサイクルと85%強の相関性を有しており、実際今回のトラインでも過去2回相場の天井と関連していた。このトラインの初回は14年9月26日、2回目は3月3日。NYダウは14年9月19日ならびに3月3日に重要な天井を付けている。さて、今回のトラインはどう相場に反応するだろうか? 仮にここで株式の天井が形成された場合は、(買いポジションは)幾許かを利食いし、その上でドテン売りに転じても良いかも知れない。