2015.06.30

*今週は《短期見通し》のみの掲載とさせていただきます。

6月29日付 メリマンコラム  《短期及び長期見通し》

皮肉なものである。2つの重要なデッドライン、即ちギリシャの(IMFへの)債務返済(もしくは債務不履行)とイランの核開発を巡る(米国を含む)6カ国協議の期日が6月30日にやって来る。交渉担当者にとって、これ以上良い星回りは望むべくもなかったろう。それでも、これらの期日が守られると楽観視する人々は非常に少ない。マンデーン(そして伝統的な)アストロロジーにおいて、金星は合意の原理を象徴する。そして月曜には金星が天王星に調和的なトラインを形成し、水曜にはアストロロジーの宇宙において最も寛大な惑星、木星にコンジャンクション(0度)となる。その上、太陽もまた7月1日には平和愛好者の海王星に調和的なトライン(120度)を形成する。もし世界の金融界、及び政界の指導者達が、天空のもたらすこのような韻律の下で合意に達することが出来なかったなら、この同じ韻律は大いなる失望の象徴と化し、宇宙がもたらした絶好の機会をまたもや損失することになる。そうなれば、一部の関係者が抱く水面下の真の動機を疑う必要があるだろう。だがそれはいったい誰だろう?

金融市場の観点からすれば、これらのジオコスミック・サインは株価の上昇に寄与するが、貴金属にとっては必ずしも良いとは言えないかもしれない(またも木星絡みだ)。だがこれら全ての状況はすぐに変わる可能性がある ー 貴金属と株式の両方において、そして人類にとっての “地球の平和と善意” への機会においてもまた同様だ。

7月初めの数日後、天界のバランスは急速に変化する。太陽系の3つの吉星(太陽、金星、木星)による調和的なアスペクトを経て、太陽と火星が7月6~25日に天王星・冥王星のペアとのTスクエア形成に入っていくにつれて、不満声の騒音と闘いのドラムが鳴り響き始める。まるで天気に恵まれた気持ちの良い日にピクニックに出かけたら突然黒雲がムクムクと湧いて風が起こり、あたり一面が猛烈な嵐に見舞われるようなものだ。【註:太陽と天王星・冥王星ペアのT字スクエアは7月6日に太陽・冥王星がオポジションを形成し、7月13日の火星・天王星スクエアをもって完成する】

目下、金星(7月25日)、そして天王星(7月26日)の逆行開始期に向けたレースが展開中である。また、それと同時に、天王星・冥王星・火星のT字スクエアの最終局面が起きるのだ【註:火星と天王星・冥王星ペアのT字スクエアは7月15日に火星・冥王星がオポジションを形成し、7月25日の火星・天王星スクエアをもって完成する】。